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御所浦島の大浦にある森造船所の森忠士さん(昭和14年生まれ)にお話を伺いました。
森さんの家は明治25年生まれの祖父の代からの船大工。忠士さんは木造船からFRP製の船への移り変わりを経験してきました。 現在、森造船所では新船をつくることはなく、まれに船の修繕をされているそうです。
写真
森忠士さん
森造船所

野原
森造船所では今まで何艘くらいの船をつくったんですか?

忠士さん
どれくらいつくったじゃろかな。数はだいぶ造っとですな。
うちの親父もだいぶ造ってるもんな。

うちの爺さんが‥‥

ここに造船所を移してからは新船はやめて修理ばっかやって。
それでも40ばっか造ったじゃないかな。おれは。
親父はもっと造っているし、爺さんはどうじゃろうな‥。おそらく300はつくっとるじゃろうな。


野原
300ですか。

忠士さん
そう。爺さんがはじめてから100年ちかくなるけれど、ほとんど切れ目なくずーっとやっとったな。
うちの爺さん、道楽も趣味もほとんどなかったな。イカ釣りぐらいで。イカ釣りは毎晩いきよった。そのくらいで、あとはほんと趣味もなかった。

野原
船の注文で一番遠いところはどこから注文ありましたか?

忠士さん
一番遠かったところは、五島。だいぶんむかし。
あとは、玉名にはだいぶ出しました。
玉名に出した8隻は親父と一緒に造ったんです。
あとは親父は北九州の方にも出しとったね。

野原
しかし、五島は遠いですね。

忠士さん
嵐口の船をつくって、その嵐口の船が五島まで漁に行っていて。で、それを見て注文がきたんです。

写真
写真
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(インタビュー音声ファイルの内容です。)

野原
自分で使う船って造ったことあるんですか?

忠士さん
自分で使う船はつくってないです。
うちの爺さんには一艘つくって乗せたんですがね。
うちの爺さんになん度か造ったんですがね。
ところがお客さんが乗せてくれっゆうなことで、みんなやってしまうんですよ。(笑)
そんで、自分(爺さん)はイカ釣り好きでね。この辺じゃ有名なくらいイカ釣りが好きだったんですが、
自分(爺さん)はもう他人が乗れんようになって、
捨てたような廃船にするようなやつを修理して乗ったんですよ。 何隻も。
もう、あっちこっち傷んだのを修理して。
それで、途中でちょっと体悪くして休業したことがあって、そんとき最後のときに、
もうしばらく休むというときに爺さんに一艘乗せたんです。一番最後のとき。
それを死ぬまで乗ったんですけど。
おそらく初めて‥。一艘だけでしょうね新船乗ったのは、うちの爺さん。
まあ、あれは孝行やったかなと思うんですがね。

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